
白無垢や綿帽子などの和装にて、
厳かで緊張感の漂う雰囲気の中
執り行われる神社での挙式は
女性であれば一度は
憧れたことがあるのでは
ないでしょうか?
神社での挙式はキリスト教式の
挙式とはまた違った魅力に
溢れていますよね。
今回は神社で執り行われる
挙式の意味や特徴などを
ご紹介したいと思います。
Contents
神道での挙式
神社で執り行われる挙式のことを
神前式といいます。
神前式が現在のような形で
執り行われるようになったのは、
明治33年に行われた
大正天皇のご成婚の慶事が
起源とされています。
神前式では、結婚は
新郎新婦だけでなく、
家族と家族の新たな結びつきだと
考えられています。
そのため挙式は
親族のみしか参列できません
でしたが、最近では友人の参列も
できる会場が増えつつあります。
また、緊張感のある雰囲気が
特徴ですが、各儀式を通じて
結婚への強い決意や
意志を確認でき、
挙式の後には
儀式を終えた安堵と
家族の強い絆を
感じられるようです。
神前式の流れ
神前式では
執り行われる儀式などに
様々な特徴があります。
神前式の流れと、
その内容を簡単に
ご紹介しますね。
1.参進の儀
琵琶や太鼓、竜笛などによって
奏でられる雅楽の調べの中、
斎主や巫女に先導されて
本殿まで移動します。
[引用元:http://photohito.com/photo/292387/]
「花嫁行列」とも呼ばれ、
新郎新婦の後ろに
両家の両親、
次いで親族が並びます。
2.入場
参進の儀で並んでいた順番で
入場します。
神殿に向かって、
右に新郎側、
左が新婦側になります。
親族入場後は、
参進の儀に参列していない
親族や友人が順に入場します。
3.修祓の儀(しゅばつのぎ)
「修祓」とは罪や穢れを祓い、
心身を清めることを
意味します。
神主が「祓詞(はらいことば)」を
述べた後に、お祓いをして
身を清めます。
4.祝詞奏上の儀(のりとそうじょうのぎ)
「祝詞」とは神様に伝える
言葉のことです。
神主が両家の結婚を
神様に奉告し、
加護をお願いする儀式です。
5.三献の儀(さんこんのぎ)
新郎新婦が大・中・小3つの盃で
お神酒を三口で飲み、
夫婦の契りを交わします。
「三々九度の盃」や
「三三九度」とも
呼ばれています。
6.誓詞奏上(せいしそうじょう)
新郎新婦が神前で
夫婦になる誓いの言葉を
奏上する儀式です。
7.指輪交換の儀
元々は神前式にはない儀式
でしたが、現在では
多くの神前式で行われています。
8.玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神様と人の心を繋ぐと
いわれている玉串を
神殿に捧げる儀式です。
9.退場
入場した順で退場します。
退場後に集合写真を
撮る神社もあります。
神前式を行う神社と式場はどう違う?
神前式は神社と、
神社と同じような神殿をもつ
結婚式場やホテルでも
行うことができます。
厳密にいうと、どんな神様を
祀っているかによって
ご利益は変わりますが、
挙式の場合は
それほど気にする必要は
ありません。
よりいっそう、
式に意味を持たせたい場合は、
祀られている神様や
土地柄などを選ぶポイントに
してみるといいかもしれません。
また、神社は古来より
地域に根ざし、折に触れ
参拝者の訪れる場で
あったこともあり、
歴史に名を残す建物や
信仰が数多く残っていますし、
挙式後も訪れることができます。
ホテルや結婚式場には、
神社ほどの重厚さや
歴史深さはありませんが、
結婚式にまつわるサービスが
充実しています。
まとめ
神社は昔から参拝の場で
あったところですので、
商業施設と違い、
無くなってしまうということは
まずありません。
ですから、挙式後も初詣や
祭礼などでいつでも訪れることが
できますし、
子供が生まれたらお宮参りや
七五参などでより強い絆を
結ぶことができます。
その子供が大きくなって
両親が挙式を行った神社で式を行う・・・
なんて素敵なエピソードもありますよね。
いかがでしょうか?
これから結婚式を考えている方に
参考になれればと思います。
これからも、私が実際に体験したこと、
知らずにいて「へ~!」と思ったことを
忘れないようにまとめていきます。
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