
神社には
「○○神宮」や「○○大社」
「○○宮」など、
様々な呼び方がありますよね。
その他にも一宮や二宮などと
呼ばれる神社もありますが、
これらにはどういった意味が
あるのでしょうか?
よく耳にしますが
その意味や違いについては
よくわからないという人が
多いかと思います。
かくいう私も、
よく神社に参拝しますが
特に気にすることなく
参拝していました。
そこで今回は神社の名称の
意味やそれらが表す格式について
ご紹介したいと思います。
神社の位を示す社号とは
神社の最後につく
「神社」「大社」という称号を
社号といいます。
これには
- 「神宮」
- 「大神宮」
- 「宮」
- 「大社」
- 「神社」
- 「社」
の6種類があります。
「明神」「権現」といった社号も
かつては使われていましたが、
神仏習合的な言葉なので
現在では通称として
用いられるだけになっています。
これらの社号は適当に
つけられているわけではなく、
その神社の権威や歴史、
祭神などに基づいてつけられています。
神宮
本来「神宮」は伊勢神宮のことをいい、
「伊勢神宮」は通称になります。
ただし、皇室に縁の深い
由緒ある神社にも
使うことが許されています。
- 伊勢神宮
- 鹿島神宮
- 香取神宮
など
大神宮
現在は、伊勢神宮の
出張所である東京大神宮のみ
の特別な社号です。
宮
格式が高く、
特別な由緒を認められた
神社につけられます。
- 香椎宮
- 筥崎宮
- 天満宮
- 東照宮
など
大社
地域信仰の中核をなす
大きな神社につけられた社号です。
- 出雲大社
- 春日大社
- 諏訪大社
- 松尾大社
- 多賀大社
- 日吉大社
- 熊野大社
など
神社
最も一般的な神社の社号です。
社
比較的規模の小さな
神社の社号として用いらます。
社格とは?
[引用元:http://blog.z-plus.net/?eid=620]
社号とは別にもうひとつ、
神社の位を示すものがあり、
これを社格といいます。
神社にはおよそ2千年以上の歴史が
あるといわれ、
各時代には社格制度というのを設け、
神社の格式の体系化を図る作業を
何度か行われてきました。
しかし、現在では
過去に見られたような社格制度というものは
存在しません。
その理由は、戦後GHQによる
神道指令によって
廃止されたことにあります。
そのため、多くの神社では
かつて使用していた社格を
旧社格として利用しています。
今回は社格の中でも
よく見聞きする「一宮」について
詳しくご紹介したいと思います。
一宮神社とは?
一宮とは神社の社格のひとつです。
昔は各地域を一つの「国」という
呼称で呼んでおり、
その国の中でも最も格式の高い
神社のことを「一宮」と
呼んでいました。
[引用元:http://www.kobedenshi.ac.jp/blog/fukuokasoji/cat02/2010/03/1372]
この「国」とは現代でいう
「○○県」と同じようなもので、
今風にいえばその県の中で
一番格式の高い神社といえます。
更に地域によっては、
一宮に継ぐ社格として二宮、
三宮と続き、五宮まで続く
地域もあります。
まとめ
こうして調べてみると、
きちんと意味があり
その称号をつけられている
ということがよく分かりますね。
また、名前だけでその神社が
どういった神社であるかも
分かるというのも、
参考にしやすいですよね。
なんとなく参拝していた神社も、
今後は今回の記事で取り上げたことなどを
気にしてみると、今までよりも少しだけ
神社の参拝を楽しめるかもしれません。
これからも、私が実際に体験したこと、
知らずにいて「へ~!」と思ったことを
忘れないようにまとめていきます。
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