お墓について家族で話したことはありますか?

突然、親族の方が亡くなってしまい、お墓を立てる時に、どこにどうやって建てればよいのか分からない。

費用も時期も分からず悩むと思います。

初めてお墓を購入される人や、建て替え、リフォーム(修繕)、場所の移動を検討されている方へ購入すべき時期や、トラブルにならない注意点をまとめてみました。

ご自身の「終活」のためにも、参考にしていただけると幸いです。

お墓の準備はいつから?購入時期や最適なタイミングとは?

お墓を建てることは「お墓を建てると長生きする」「徳が高い」などと言われます。

生前に購入したお墓は、仏教では

寿陵(じゅりょう)
もしくは
生前墓(せいぜんぼ)」と呼ばれ

寿陵は仏教において

長寿(ちょうじゅ)」「子孫繁栄(しそんはんえい)」「家内円満」の3つの幸運を招く縁起の良いものとされてきました。

購入のベストなタイミングは基本的にお墓の事が気になりだした時で良いとは思いますが生前に購入するのと、亡くなったあとに購入するのとでメリットがそれぞれ存在します。

 

順番にご説明していきますね。

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生前にお墓を購入するメリットは?

遺族の負担を減らせる!

遺族にとってお墓は、管理しやすいかどうかが重要なポイントになります。

交通の便が良い場所管理手数料が安く無理なく払えて、通いやすい場所が好ましく、それらを生前に打ち合わせできるという点で、後々トラブルにならず、大きなメリットになります。

それに自分の希望の形や色、石でお墓を建てることができます。

その時になって、あわてて準備をする必要がなく、家族に負担をかけることが少ないです。

人気な墓地はすでに予約がいっぱいだったり、墓石選び、お葬式の準備や、親族を含めた身の回りの整理だけでも大変で、精神的負担もかなり大きいです。

生前にすべて準備しておくことでかなり遺族への負担はおおきく軽減されるでしょう。

生前にお墓(生前墓)を購入することで節税になる。

最近では夫とは別のお墓に入りたい、子どもに負担をかけたくない。

中には相続税を減らしたいとの様々な理由で、生きているうちに自分のお墓を買う方が増えていてます。

節税効果はどのくらい出来るの?

相続税には「非課税財産(税金がかからない財産)」というものがあります。

お墓や仏壇、仏具などは、相続法上では「祭祀財産(さいしざいさん)とされ、この「祭祀財産」は「非課税財産(税金がかからない財産)」になります。

つまり

お墓にかかったお金(評価額)には、税金がかからないのです

平成27年(2015年)1月1日に改正された相続税制では、基礎控除額(税金がかからない遺産)の計算方法は3000万円+(600万円×法定相続人の数)となっています。

もしあなたが、遺産を3900万円持っていたとして、相続人が1人の場合、生前に前もって300万円のお墓を購入しておけば

計算式は
3900万(遺産)-300万(お墓代)-3600万(基礎控除額:3000万+600万)=0円(相続税)

になり、なんと相続税をゼロ円にすることができます。

その結果、残されたご遺族(相続人)への税負担を軽くできます
(※もし故人が亡くなった後に、ご遺族がお墓を購入する場合、相続税を払って、さらにお墓代も別に払う必要が有るため費用総額が増えてしまいます)。

ローンでお墓を購入する場合の注意点は?

最近では、お墓もローンを組んで購入することができるようになってきましたが、生前にお墓を購入し、ローンを支払い始めたとしても支払いの途中段階で亡くなられた場合は、未払い金(残りの残金)にはしっかり相続税がかかりますのでご注意ください。

一括払いですと相続税はかかりません。

生前にお墓を購入する際の注意点!

納骨するご遺骨が存在しないと、購入できない墓地があることがあります。

つまり本人が亡くなっていなければ購入できない墓地が存在します。

ですので墓地を決める際に必ず前もって確認しておいてください

亡くなった後に購入するメリットは?

お墓を購入するおすすめのタイミングは?

亡くなった後にお墓を購入するタイミングは1周忌を目安にするのがおすすめです。

一周忌(いっしゅうき)とは、故人が亡くなってからちょうど1年後の同月同日に行う法事のことで、ご住職による読経(どっきょう)のあと、焼香(しょうこう)が行われ最後に食事がふるまわれます。

お墓がすでにある場合は一般的に49日に納骨(のうこつ)することになっていますが、購入までに時間がかかってしまい間に合わない場合が非常に多いです。

 

そうすれば
1周忌の法要と、納骨(のうこつ)と、※開眼供養(かいげんくよう=魂入れ)3つ同時に行うことができ、非常に効率的に行うことができるのが大きなメリットとなります。

そのおかげで、親族が何回も集まる手間も省けます

参考記事(※開眼供養=魂入れ)
ただ、一周忌に合わせてお墓を購入する際にも、気を付けなくてはいけないことがあります。

工事期間を考えないと一周忌に間に合わない?

工事期間は場合によっては何ヶ月もかかる時があり、だいたい平均で2~3ヶ月と言われています。

この工事期間を考えておかなければ1周忌の法要に間に合わないという事態になりかねません。石材店とよく打ち合わせをして、はっきりした納期を確認してお行く必要があります。

建て替え時期のベストなタイミングは?

丈夫な墓石ですが、外に置いてあるものなので劣化や風化で傷んだりすることは当然起こります。

墓石に傷ができたり、シミやカビやコケが生えたり、が変わってしまったりと、ひんぱんにお手入れをしていても汚れが落ちない時などが修繕リフォームや建て替えのベストなタイミングです。

よく分からなければ、専門家に見てもらうのが一番でしょう。

お墓の費用や修繕の相場はいくら?

お墓を建てるときの費用は?

永代使用料(えいたいしようりょう)
墓石代(ぼせきだい)
管理料(かんりりょう)または護寺会費(ごじかいひ)
檀家料(寺院墓地の場合)

もろもろを合わせると、だいたい平均で200万円ほどかかります。

下記の記事でかなり詳しく記載しています。

お墓の値段の相場や費用は?失敗しない安いお墓の選び方!

あと、永代使用料や管理料、石材店の選び方に関しましては下記の記事をご参考ください。

お墓を建てかえるときの相場は?

・基礎工事に10~50万円

・石塔(墓石)の一次撤去などに5~10万円

・植木の解体・撤去などに5千円~2万円

・その他付属品の設置(香炉の交換など)に5千円~20万円

合計すると修繕費用は50~200万円ほどになります(立地・購入区画面積・石のグレードによって大きく変動します)。

 

最近ですと、変わった目的で修繕するケースが増えています。

耐震を視野に入れたリフォーム依頼が増えている

地震などで墓石と上台の間に生じる隙間がゆがんだズレたりしてしまうケースがあります。

そんな場合は墓石の耐震を視野に入れたリフォームも最近多いです。

近年は日本において大きな地震が多く

耐震を強化することで、後々かかる費用を節約できます。

墓石だけでなく香炉・花立・供物台等の付属品が傷んできた場合もリフォームや建て替えのタイミングと言えます。

バリアフリー化を目的としたリフォームが増えている

お墓参りする人が高齢になりうまく段差や階段が登れず手すりやスロープなどを設置してほしいという依頼も近年多くなっています。

 

ではリフォームや立て直しの工事に関する流れはどのような感じになるのでしょうか?

お墓を建てかえる時の工事の流れ、行程は?

お墓の修繕と建て替えまでの流れ(概略工程)

おおまかな流れとしては

基礎工事(打ち直しなど)⇒墓石の1次撤去⇒植木の移動解体⇒付属品(香炉交換・灯篭・地蔵など)の改修になります。

①現地調査、見積もり

現地に行ってお墓がどのような状態になっているのかを業者の担当者に調査してもらい、どうリフォーム・修繕するかを打ち合わせをした後に簡単な設計図をつくってもらい、見積もりを出してもらう

②契約

見積もりに、お客様と業者の双方が納得した時点で契約します。

石材店との契約においての注意点もこちらの記事で書いています。

③お墓にほる文字の打ち合わせ

お墓を建て直す場合は、墓石にほる文字や家紋について打ち合わせをする必要があります。

これに関しては修正がきかないのでしっかり打ち合わせの時に確認が必要です。

④閉眼供養(けいがんくよう=魂抜き)

ご住職にお願いして※閉眼供養(けいがんくよう)の後、仏様を墓石から抜きとります(魂抜き)。

そのあとお骨をお寺に預かってもらいます
(業者で預かってもらうケースもあります)

⑤施工

契約内容に従って、修繕リフォームや、建て直しの工事を行います

⑥完成

工事が完了して、完成後にお客様に引き渡しになります。

⑦開眼供養(かいがんくよう=魂入れ)

ご住職に依頼して開眼供養の後、納骨を行います
(業者でもこの作業を請け負っているケースがあります)

お墓の修繕や建て替えは一生のうちで何度も経験することは少ないと思われます。

リフォームを見積もってもらう際に担当営業の人と相談し綿密にお打ち合わせすることをオススメします。

お墓を建ててはいけない時期や避ける時期は?

結論から言うと、建ててはいけないタイミングは特にありません

昔からお墓を建てる日は「仏滅は縁起が悪い」などと言われてはいますが実は根拠というものは無いんです。

ですが
「死んだ後の話を家族にされたくない」

もしくは
「生前にお墓を建てると不幸がありそう」という人も、なかにはいらっしゃるでしょう。

しかし上記でも書いたように、生前にお墓を建てることは昔から「縁起の良い」とも言われているのもまた、事実です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

個人的な結論としては建てる時期や建てたいお墓のイメージが明確にあるのであれば、生前に建てておくのがベストだと思います。

実際にご自身が出向いてお墓の中を見て回りお墓を立てた時のイメージをつかむことが出来きれば、ご家族の方に説明や相談もしやすくなります

そしてなにより亡くなられた際にも遺族がスムーズに立ち回っていただけると思います。

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