
新たな門出を迎えた2人が始める新婚生活。
ドキドキやワクワクで胸が膨らんでいることでしょう。
しかし、洗濯機や掃除機などの家電を選んだり、日用品を揃えたり、意外とすることはたくさんあります。
そんなあなたのために新居に関わる費用から必要なもののリスト、引越しにかかる費用など新婚生活を始めるときに必要になることを全部ご紹介します。
Contents
新居費用はどれくらいかかる?
2人で新生活をスタートさせるにあたって一番心配になるのは費用なのではないでしょうか?
結婚式や披露宴などでも費用はかかりますし、なにかとお金が必要になりますよね。
新婚生活を始める前に、目安としてどれくらいの費用がかかるのかが分かれば、計画も立てやすくなると思います。
新居費用の内訳
新婚の夫婦が新生活を始めるときにかかった費用は平均で約73万円となっています。
内訳は、インテリア・家具の費用が約40万円で家電の費用が約37万円となっているようです。
地域別に見てみると
首都圏・・・約59万円
東海・・・約72万円
関西・・・約101万円
となっています。
夫婦のどちらかが一人暮らしをしていた場合、そのまま新婚生活で使うことができるものもあるので、あまり多くの費用をかけずに新婚生活を始められます。
新婚生活の前にどれくらい費用を用意するべき?
新居費用の平均額に3ヶ月分の生活費があれば余裕を持って新生活を始めることができます。
新居費用のことばかり考えてしまいがちですが、その後も生活が続くことを頭の中に入れつつ、費用を準備するといいでしょう。
どのような場合であっても結婚後、2人で生活をしていくためにもある程度の蓄えは必要になってきます。
突然の病気や怪我など急な出費で家計がまわらなくなってしまった・・・!となってしまわないようにしましょう。
新婚生活に必要なもの
新生活に必要な費用が分かったところで、次は何を準備すればいいのか、必要なものを見てみましょう。
新生活に必要なものを部屋ごとにまとめてみました。
家具・家電を買う前に
家具や家電を何も決めずに買いに行くと、必要がないのに買ってしまったり、サイズを間違えて買ってしまうということもあります。
家具も家電も安くない買い物になるので事前に2人で購入計画を立てておくといいですね。
①お互いが持っている家具を新居でも使うか、使う場合は何を持っていくのかを決める。
②こだわりや好み話し合って部屋のイメージを決める。
③家具や家電の購入に使う費用を決める。
④新居の間取り、部屋のサイズを確認する。(天井の高さや出入り口の幅、壁面の幅、窓の高さなど)
各部屋(全部屋)共通で必要なもの
・カーテン
カーテンはサイズの間違いをしやすいので注意してください。
あうサイズのものがない場合はオーダーメイドすることもできます。
・カーペット
カーペットやラグなどの敷物は壁よりも濃い色の方が安らぎ効果があります。
白系のものを敷く場合は汚れが目立つので、丸洗いができるものや、撥水・防水加工のものを選ぶといいでしょう。
・照明器具
光が弱くて暗く感じたり、強すぎてまぶしく感じるなど、意外に照明器具選びは失敗が多いので注意しておきましょう。
・ゴミ箱
各部屋に最低ひとつは置いてあるといいですね。
リビング・ダイニングで必要な物
・ダイニングテーブル
初めはは2人用でも十分ですが、来客のときなどを考えると4人用の方がなにかと便利です。
現在は必要なときに天板を広げて仕える、収縮可能なテーブルもあります。
・ソファ
2人用のソファは座面が120cm、アームの部分を入れて140cmのものが標準サイズになります。横になってくつろぎたい場合は3人用のものがおすすめです。
・クッション
ソファーを買ったのなら、同時に購入しておきたいものですね。
部屋のインテリアとしても使えるだけでなく、カーペットに座ってくつろぐ場合にも使えます。
・エアコン
エアコンは何回も買い換えるものではないので、長く使うことを考えて買うといいでしょう。
また、購入前に新居の室外機の設置場所やコンセントの形状など確認しておくと購入の際の目安になります。
リビングに設置するエアコンはホコリも溜まりやすいので掃除機能がついたものを選ぶと便利です。
・電話&電話台
近年は携帯電話やスマートフォンも普及して、固定電話を使用する機会が少なくなりましたが、長い目で見ると電話は必要になります。
最近はWi-fiを搭載した便利な固定電話もあります。
電話は場所をとるので専用の電話台があれば便利です。
・掃除機
掃除をする環境で選ぶといいでしょう。
カーペットやラグを多く敷いている場合は、吸引力の強いものを選びましょう。
・テレビ&AVラック
部屋の大きさに合わせて大きすぎないものを選びましょう。
テレビは同じインチでも会社によって多少、規格が異なるので気をつけましょう。
AVラックはDVDデッキなど周辺機器を揃えるなら専用のラックがあるときれいに収納することができます。
ラックは買い忘れてしまうこともあるので注意しましょう。
・Wifi機器
パソコンだけでなくスマートフォンしか持っていないという場合でもWifi機器はあると便利です。固定電話にWifi機能が搭載されていたり、携帯会社のインターネット回線のプランを用意していたりするのでライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。
・マガジンラック
散らかりやすい新聞や雑誌などを片付けやすくなります。
キッチンで必要な物
・炊飯器
炊飯器は家族が増えたときのことを考えて3.5合~5.5合のものを選ぶといいです。
・冷蔵庫
冷蔵庫で一番重視すべきことは容量です。
共働きで料理の作り置きが多い場合は容量の大きいもの、外食が多い場合は小さいもの、買い置きが多い場合は冷凍庫が大きいものなどライフスタイルに合わせて選ぶと失敗がありません。
・フライパン
フライパンは一般的な24cmか26cmがあれば大丈夫です。
フライパンは様々な加工をされたものがありますが、手軽に料理をしたい方はフッ素樹脂加工やダイヤモンドコートのものが焦げ付きにくく、手入れも簡単です。
逆に本格的な料理をしたい方、調理器具を長く使いたい方には、手入れの手間がかかりますが鉄製フライパンがオススメです。
・鍋(なべ)
鍋は16cmと20cmのサイズのものがあれば汁物と煮物など使い分けができて便利です。
特に16cmの鍋は少量だけ作りたいけど・・・、卵やマカロニを茹でたいけど・・・など大きな鍋を使いたくないときにも役立ってくれます。
・電子レンジ
忙しい共働きの夫婦にはおすすめです。
料理をするとき、時短にも使えるのであると便利です。
・ポット
お湯を沸かす際に便利なアイテムです。
お茶やコーヒーをよく飲むのであればあるといいかもしれませんね。
子供ができたときにミルク作りなどにも使えます。
最近は電気ケトルもあるので、あまりポットを使わない人はこちらでもいですね。
・オーブントースター
オーブンタイプのものだと、料理やお菓子作りの幅が広がるので料理が好きな人にはおすすめです。
・ホットプレート、電気鍋
鍋や焼肉、餃子、お好み焼きなどを作るときにあると便利です。
一家団らんやホームパーティーなどにも使えるのでひとつ持っているといいかもしれません。
・フードプロセッサ
最近はコンパクトなサイズもあるので置く場所がない場合はそういったものを選ぶといいですね。
・コーヒーメーカー
コーヒーを毎日飲む人や来客用にあると便利です。
・食器棚
食器棚は大きめのものを購入するといいですね。
今後、食器が増えることを想定して選びましょう。
・レンジ台
レンジやオーブンは場所をとりやすいので、無造作に置いておくよりもきちんと台に乗せて収納すると見栄えもよくなります。
・キッチンワゴン
キッチンに収納スペースがない場合は必要になってきます。
・食器洗い乾燥機
こちらも忙しい共働きの家庭にあると便利です。
省スペースのものを選ぶと場所が限られているキッチンにも置けます。
・食器類
食器は家族の分だけでなく、来客用に多めにあるといざというときに慌てなくてすみます。
お皿だけでなくお箸やスプーン、フォーク、コップやマグカップも忘れずに買いましょう。
・調理器具
包丁、まな板、計量カップ、計量スプーン、キッチンバサミ、菜ばし、ピーラー、ボウル、木べら、しゃもじ、おろし金、とりあえず最初はこれらのものがあれば十分です。
あとは生活をしながら必要になったものを揃えていくといいでしょう。
・台所消耗品
忘れがちになってしまうのが台所の消耗品です。
食器用洗剤やスポンジ、金たわし、ふきんなど買い忘れをしないよう気をつけましょう。
・三角コーナー
生ゴミ処理機のディスポーサーがついていたり、コンポストを使用する場合は必ずしも必要ではありません。
一般的にはあると生ゴミを捨てるときに便利です。
水きりネットも忘れずに買うようにしましょう。
寝室で必要な物
・ベッド
寝室の広さやライフスタイルに合わせて選ぶといいですね。
・寝具一式
夏と冬で切り替えられる寝具を購入しましょう。
人間は人生の3分の1を寝て過ごすとも言われているので、いいものを選ぶと生活にもハリが出ていいかもしれません。
・タンス
作り付けの収納だけでは足りない場合や、元から収納スペースがない場合は必須です。
・ドレッサー
洗面所で済む方は必要ありません。
部屋のスペースをとってしまうものも多いので、部屋の大きさを考えながら選ぶといいですね。
・サイドテーブル
頻繁に買い換えるものではないので、木製のものなど長く使うことで味がでるようなものを選ぶといいかもしれません。
・電気スタンド
寝る前に本や雑誌を読む人にはあると便利です。
・押入れ収納家具
衣服や寝具など、押入れやクローゼット内を整理するときにあると便利です。
お風呂・洗面所で必要な物
・洗濯機
まとめ洗いする共働きの夫婦や、子供ができたときを考えて容量が大きなものを選んでおくと安心です。
タテ型の洗濯機は洗浄能力に優れており、洗濯時間が短時間で済むのが特徴です。
ドラム式洗濯機は節電や節水に優れています。
乾燥まで洗濯機を使う場合はドラム式のほうがおすすめです。
・洗濯かご
脱いだもの、洗濯するものはここ!と決めておくためにもあるといいかもしれません。
・バスマット
吸水性があるものを選びましょう。
こまめに洗ったり干したりするのが面倒であれば珪藻土(けいそうど)のバスマットを選ぶのもいいですね。
・洗濯洗剤、柔軟剤
日ごろ使っていたものを選ぶといいでしょう。
・ドライヤー
ドライヤーは忘れやすいアイテムなので気をつけましょう。
・アイロン
小回りが利き邪魔になりにくいコードレスのものがおすすめです。
・シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔フォーム
日ごろ使っているお気に入りのものを選ぶといいでしょう。
・洗面器、お風呂のふた
お風呂のふたは一人暮らしの時には必要なかったかもしれませんが、二人で生活していく中で時間差で入浴するときもあるでしょう。
そんなときにお風呂のふたがあるとお湯が冷めにくく便利です。
ただ、お風呂のふたを置く場所がないという人もいると思います。
そんな人には折りたたみ式のふたや、お風呂用保温シートなどもあります。
・シャワーカーテン
ユニットバスのマンションやアパートに住む場合は必要になります。
・歯ブラシ、歯磨き粉
歯ブラシや歯磨き粉などの細かなものは忘れがちなので注意しましょう。
・下着入れ
お風呂から出たときにすぐに取り出せるような位置に置いておくと便利です。
下着だけでなく、タオルも入れることができる小さなタンスやチェストを選ぶといいですね。
・ハンガー、洗濯ばさみ、洗濯物干し
ハンガーや洗濯ばさみはいくらあっても困るものではないので多めに買っておきましょう。
まとめて洗濯する場合など一回の洗濯物の量が多い場合にはピンチハンガーがオススメです。
・風呂用洗剤、風呂用スポンジ
お風呂をきれいにしておくためにも買い忘れないようにしましょう。
・タオル類
バスタオルやフェイスタオルなど用途に合わせて用意しましょう。
タオルは何枚あっても困ることはないので余裕を持って揃えておくといいですね。
トイレで必要な物
・トイレカバー、スリッパ、マット
これらのものはセットで売っている場合もあります。
・トイレ用掃除道具
トイレを清潔に保つためにも忘れずに買いましょう。
・トイレットペーパー
忘れないように注意しましょう。
・ラック
トイレットペーパーなどのトイレ用雑貨を収納する場所がない場合はラックを取り付けて対応するといいでしょう。
玄関で必要な物
・鏡
出かける前の身だしなみチェックのためにも全身が見れるものがひとつは欲しいところです。
・傘立て
玄関収納で収まる場合もありますが、来客用にあると便利です。
・スリッパ、スリッパラック
こちらも来客用にあると便利です。
普段からスリッパを使う場合は分けておくといいですね。
・靴磨き用品、靴べら
革靴を日常的に履く会社勤めの方には必須です。
こまめに手入れをすることで靴も長持ちします。
・シューキーパー
型崩れさせたくないお気に入りの靴には必要です。
・乾燥剤・防臭剤
靴箱に入れておくと靴の嫌な臭いも気にならなくなります。
・鍵収納
鍵が散らかる場合は置いておくといいですね。
・時計
玄関にひとつあると便利です。
・コート掛け
来客用にコートやマフラーなどを掛けることができるところを作っておくといいですね。
その他に必要な物
・加湿器、除湿機
冬や梅雨の時期に活躍する加湿器や除湿機はあると便利です。
空気清浄機に加湿や除湿の機能がついたものもあるのでそちらを選んでもいいですね。
・暖房器具
新生活を始める時期によっては必要ないかもしれませんが、必要になったときに慌てて買うよりも前もって準備しておくといいかもしれません。
・パソコン
ライフスタイルに合わせてデスクトップかノートか選びましょう。
・デジタルカメラ
家族の思い出を残すためにも持っているといいですね。
・ビデオカメラ
記念日や子供の成長記録など、思い出の記録のためにあると便利です。
・カラープリンター
年賀状や写真、地図などネット上の情報をプリントアウトすることが多い場合はあると便利です。
・パソコンデスク
デスクトップパソコンやプリンターなどがある場合は専用の机があると、コンパクトにまとめることができて便利です。
・家庭用シュレッダー
個人情報をまもるためにもあるといいですね。
場所をとらない小型のシュレッダーもあります。
・カーペットクリーナー
カーペットやラグは気づかないうちにホコリが溜まっています。
清潔に保つためにもあるといいでしょう。
・フロア用モップ
フローリングをきれいに保つためにあるといいですね。
・延長コード
電源は場所が決まっているので何本かあると便利です。
・防災セット
災害はいつ起こるかわからないものです。
いざというときに困らないためにも、準備しておきましょう。
引越しの費用っていくらかかるの?
結婚を期に引越しをする人も多いでしょう。
そうなったときに気になるのは費用のことですよね。
では引越し費用はどれくらいかかるのでしょうか。
地域別に引越しの平均金額を調べてみました。
北海道・東北・・・6万~7万円
関東・・・7万~8万円
関西・・・7万~8万円
九州・・・6万~7万円
引越し費用は荷物を運ぶ距離や荷物の量によっても変わってくるので、多めに準備しておくといざというときに困らずに済みそうです。
新婚夫婦でかかる生活費ってどれくらい?
新婚夫婦の1ヵ月の生活費は、年齢にもよりますが平均で20万~25万円と言われています。
細かな内訳としては下の通りです。
・住宅費・・・約8万円
・食費・・・約4万円
・光熱費、通信費・・・約2万5千円
・保険料・・・約2万5千円
・交通、趣味、レジャー費・・・約2万5千円
・被服、美容、理容費・・・約1万5千円
・その他・・・約4万円
共働きの場合は2人とも外で働いているため、食費や交通費などは上の金額よりもかかってきますが、家を空ける時間が長いので光熱費は安く抑えることができます。
逆に奥さんが専業主婦であったり、妊娠や子育てで休職中の場合、家にいることが多くなるのでその分、光熱費はかかってしまいます。
けれど食事を家で作るのであれば夫の外食も減り、そのぶん食費を抑えることができます。
生活費を節約するには?
実は子供ができるまでの期間が、結婚生活の中で最も貯蓄しやすい時期であるということは知っていましたか?
子供ができると医療保険や学資保険など出費も増えるので、その前にコツコツと貯蓄をしておくことをおすすめします。
理想的な貯蓄額は「収入の20%」だと言われていますが、将来的に子供が欲しいと考えている夫婦はあと5%プラスして、25%を貯蓄にまわせるといいですね。
節約をしやすい生活費とは?
貯蓄をした方がいいとは分かっていてもなかなかできなかったりしますよね。
その場合、家計簿をつけて支出を把握しておくと節約できる部分が確認しやすくなります。
・光熱費
水道やガス、電気などの光熱費は変動するので、意識しだいで節約することができます。
・食費
生活費の中で2番目に出費が多いのが食費です。
外食の回数を減らし、自炊をすることで節約することができます。
・住宅費
生活費の中で1番出費しているのが住宅費です。
一般的には家賃は収入の3割ほどにするといいと言われています。
・各種保険料
新婚夫婦の保険料は収入の10%前後がいいとされています。
安く抑えるためには、専門家に相談してみるのがいいでしょう。
無料相談会をやっているところもあるので、積極的に活用してみましょう。
ポイントを貯める
生活費を節約するには支出を抑えるだけでなく、ポイントの貯まるお店などで買い物をするのもひとつの手です。
ただし、ドラッグストアやスーパーマーケットなどのポイントカードはたくさん持っているとポイントが貯まりにくくなるので、よく利用する店舗を絞って効率よく貯めていきましょう。
クレジットカードで支払いをする
支払いをクレジットカードにすることでもポイントを貯めることができます。
また、クレジットカードはカード支払い限定の割引があったりと節約にもつながることもあります。
ただしクレジットカードは使用した金額がわかりにくいので使いすぎてしまわないように、カードを使ったときは家計簿に書いておきましょう。
まとめ
新婚生活を始めるときに必要な費用や準備するべきものをご紹介しましたが、どうでしたか?
小物やインテリア雑貨などは最初に一気に買うのではなく、生活をしながら整えていくと、よりまとまった生活空間にすることができます。
新居の準備は意外と準備するものも多く、大変かもしれませんが2人でよく話し合って素敵な家にしていきましょう。
知らずにいて「へ~!」と思ったことを忘れないようにまとめていきます。
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