人が亡くなるとまずはお葬式が行われ、火葬された後、ご遺骨はお墓へ埋葬されます。

亡くなった人をお墓に埋葬するという風習の歴史はとても古く、時代により、埋葬の形は様々に変わっていますが、死者を埋葬し、供養する形は現在まで引き継がれています。

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お墓には先祖代々のご先祖様が眠っています。

いわゆる、お墓は最後の住処なのです。

そんなご先祖様が眠る最後のすみかにも様々な形があるのを知っていますか?

今回はお墓納骨堂の違いをご紹介します。

納骨堂とは?

納骨堂とは「他人の委託を受け焼骨を収蔵するために納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」と定義づけされていますが、要は、ご遺骨を収納することができる納骨スペースのようなもので、個人墓が戸建て住宅とすれば、納骨堂はマンションのようなものだと考えてください。


(個人墓引用→http://ur0.link/Nitb)


(納骨堂引用→http://ur0.link/NitR)

じつは昭和初期から納骨堂はありまして、当時はお墓が完成するまで、一時的にお寺でご遺骨を預かる建物を指していましたが、最近では、個人墓の代わりとして利用されるようになりました。

永代供養墓と納骨堂は違うの?

よく永代供養墓(えいだいくようはか)納骨堂(のうこつどう)の違いが分からないという質問が多いようですので解説します。

1つ目は、永代供養墓はご遺骨を他のかたと混ざった状態で一緒に供養する、いわゆる合祀(ごうし)する形であり、納骨堂はロッカーなどにご遺骨の入った骨壺(こつつぼ)を、ちゃんと分けて管理しているため、混ざってしまうことはありません

2つ目は、永代供養墓は子孫に継承することはありませんが、納骨堂は期限を過ぎると合祀するタイプ(継承しないタイプ)と、更新することで継承できるタイプの2つがあります

3つ目は、永代供養墓は基本的には野外であり、納骨堂は屋内になります。

 

これら3つが基本的な違いになります。

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納骨堂には種類がある!

公営納骨堂(こうえいのうこつどう)

公営納骨堂(こうえいのうこつどう)とは、都道府県や市町村などの自治体や、そこから委託された※公益法人が管理・運営している納骨堂のことをいいます。

つまり民間ではなく、国や自治体が管理運営しているわけです。

民営納骨堂(みんえいのうこつどう)

財団法人や社団法人が経営している納骨堂になります。

または宗教法人から委託を受けて、民間により運営されています。

寺院納骨堂(じいんのうこつどう)

お寺の敷地の中に納骨堂があり、主に寺院によって管理・運営されています。檀家(だんか)のための納骨堂で、檀家とは、信徒になってお布施などを払い、そのお寺を支える家のことを言います。

 

このように運営母体の違いによって種類が分かれます。

納骨堂が選ばれる理由は?

納骨堂は、経済的にお墓を立てるのは困難だったり、結婚せずに独身の方が利用するケースが増えているようです。

そしてそれは個人墓と納骨堂の違いにあります。

では何が違うのか?それぞれのメリットとデメリットや相違点をご説明しますね。

個人墓との違いは?納骨堂のメリットは?

納骨堂のメリットは?

①個人墓に比べて費用が安い

個人墓は永代使用料(土地を借りる料金)や墓石代工事費維持管理費など合わせるとかなり高額で、だいたい150万~300万円が相場といわれていますが、納骨堂は50万円以下くらいに抑えられます。

②立地が良い場所にある

野外にある個人墓はどうしても広い土地を必要としますので、比較的郊外の安い土地にあったりしますが、納骨堂の場合は建物内に収納しているため、地下もしくは建物の階数を伸ばせばいくらでも収納できますので、都心で交通の便が良い場所にある場合が多いです。


(引用→http://ur0.link/NiSI)

車を持たずとも電車でも行ける場所ですので、代々にわたりお参りすると考えると、このメリットは大きいのではないでしょうか。

③天候にかかわらずお参りできる

納骨堂は基本は室内のため、強い台風などにより交通機関がマヒするという強烈な天災以外は、通常通りお参りすることができます。

④オプションやご遺骨の安置方法により値段が選べる

安置方法の種類ですが

ロッカー式
納骨壇式
墓石式
収蔵棚式
自動移送式

があり、最近ですと自動移送式と呼ばれる、タッチパネルによる操作により遺骨箱の移送を行い、個人の写真などが映像に出て、さらに音楽も流れるというハイテクな納骨堂も出てきました。


(自動移送式引用→http://ur0.link/NiBt)

安置方法それぞれのメリットやデメリットなどはこちらの記事にて紹介しています。

⑤充実した設備が整っている

最近ですと、高齢のかたでも大丈夫なようにエレベーターがあり、建物の構造がバリアフリー(段差が無く、スロープや手すりなどが設置)になっている場所も多く、冷暖房完備のうえ、屋内なので洗面所やお手洗いなどもきれいに清掃されています。


(引用→http://ur0.link/NiSk)

⑥ご遺骨の引っ越し(改葬・分骨)が簡単に行える。

特に墓石なども用意する必要が無いので、ご遺骨またはお墓の引っ越し(改葬)が楽に行えます。将来に個人墓を購入される際には、きれいな状態で返還されます

⑦宗教・宗派は問わないところが多い

個人墓の寺院墓地などの場合は、そのお寺の宗教に改宗(かいしゅう→自身の宗教を変える)する必要がある場合がありますが、納骨堂はその必要が無いところが多いです。

納骨堂のデメリットは?

①お墓参りにお線香や生け花(供花)ができない

共同参拝所でしかお参りができない納骨堂があり、その場合はお花のお供えや、お線香を独自で炊くことができない場所があります。

個人墓のように、お水をお墓にかけるなども出来ません。

②故人の遺骨が安置されている場所に入れない場合がある

共同参拝所で参拝することはできますが、ご遺骨のお引越し(改葬時)以外は、厳重に管理するために、親族の方でも保管室に入れない場所もある

③お骨の保管期限を過ぎると合祀(ごうし)されてしまう

納骨堂には、お骨の保管期限が決められており、17回忌もしくは33回忌もしくは50回忌で合祀(ごうし→ほかの人のお骨と混ざって一緒に埋葬)され永代供養墓などに埋葬・供養されることがあります、無縁仏として埋葬されるわけではありませんが、それに抵抗がある場合は管理費または更新料を払うことで引き続き保管されます

保管期限やシステムにつきましては、事前に確認が必要です。

④保管スペースが小さい

個人墓に比べ、納骨堂は1つ1つの保管スペースが小さく、単身者や夫婦で入るかたには良いですが、先祖代々と考えると、とても1つの保管スペースには入りませんので、新しく保管スペースを追加で契約する必要があります。


(引用→http://ur0.link/NiSr)

⑤土に埋葬(まいそう)されない

納骨堂は、基本ロッカーや、収納棚に保管されますので、個人墓の納骨のように、土に埋葬する、というわけではないので抵抗があるかたもいらっしゃるかもしれません

納骨堂の注意点!

一度、無縁仏として埋葬・供養されたお骨は納骨堂に埋葬できない!

近年、日本では年間3万人の孤独死(無縁死ともいう)が起こっています。

そしてそれらのご遺体は無縁仏(むえんぼとけ)として供養されますが、あとから親族やお墓の継承者が表れて、改めて納骨堂で埋葬・供養したいといっても、それは不可能です。

無縁仏は基本的に合祀(ごうし→ほかの人のお骨と混ざって一緒に埋葬)するため、ご遺骨が混ざってしまい取り出すのは困難です。

なるべく無縁仏となる前に、親族同士で普段から密に連絡を取り合えるといいですね。

一人で決断せずに家族とよく話し合うのが大事

お墓はご自身の問題だけではなく、継承者であるご遺族もかかわってくる問題ですので、一人で決めずに家族でよく話し合うことで、トラブルが無くなると思います。

まとめ

お墓を建ててお墓を守っていくということは、亡くなったご先祖様への感謝と供養の気持ちを伝え、現在も明るく幸せに暮らす事ができている感謝の気持ちを伝える大事な場所です。

また納骨堂は都心に住んでいたり、お墓を立てることが困難な場合に適しています。

故人の最後のすみかとしてどのような形を取るか、家族や親戚と事前によく話し合って決めておくとよいですね。

どのような形でもご先祖様を大切に感謝の気持ちを込めて供養する場ですので、絶対に失敗する事の無いように最善の形を選びましょう。

これからも、私が実際に体験したこと、知らずにいて「へ~!」と思ったことを忘れないようにまとめていきます。

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